第3位 地獄のタクシー
世にも奇妙な物語、怖い名作ランキング第3位は「地獄のタクシー」
- 俳優 佐野史郎
- 1995年秋の特別編
地獄のタクシーのあらすじ
総合病院の院長である豪林修(佐野史郎)は、利益のためなら患者のことなど何とも思わない独善的な医師だ。若手の医師たちに対しても、毎日のように声を荒らげていた。
ある日、酒に酔った豪林が一人ふらついていると、そこに奇妙なタクシーが通りかかる。そのタクシーに乗った豪林に、不気味な運転手は、職業は医師だろうと言った。死の匂いがするから分かった、と言う運転手に豪林は…。
残酷な怖いオチ!トラウマポイント
「地獄のタクシー」は、世にも奇妙な物語の中でも、かなり残酷な鬱展開なシナリオという印象。
佐野史郎が演じる医者は、「医者は現代の神だ」と高言して、傲然とした態度を持つ人物です。
彼は治る見込みのある患者の足を切断したり、医学の進歩のためならと患者にやりたい放題した、闇が深い医者でした。
ある日、佐野史郎はタクシーに乗りますが、財布を忘れて病院に戻ると、いるはずの病院内にスタッフが一人もいないことに気づきます。
突然、彼は病院で犠牲にしてきた患者の亡霊に襲われ、気がつくと手術台に乗せられ、足を切断されてしまうのです。
恐怖に叫びつつも意識を失い、気がつくと自分はタクシーの中でした。
しかし、佐野史郎の足はありません…。タクシーの運転手は「命を粗末にした報いだ。行き先は地獄だ」と宣告するのです。
「地獄のタクシー」の話はストレートに怖さを体現していて、「行き先は地獄だ」というオチにはゾッとさせられます。
でもこの医者に関しては自業自得!
第2位 懲役30日
出典:https://twitter.com
世にも奇妙な物語、怖い名作ランキング第2位は「懲役30日」
- 俳優 三上博史
- 1998年秋の特別編
懲役30日のあらすじ
小型マシンガンを持った男(三上博史)が、スポーツカーに乗って武装警官、パトカーが封鎖する道路を疾走していた。奇声を発し、封鎖を突破しようとするが、結局逮捕され裁判へ。
その裁判では7人も殺したというのに、言い渡された判決はなんと懲役30日。
男は半分拍子抜け、笑いながら刑務所に入った。刑務所では、看守長から嫌がらせを受けたりもするが、30日我慢すれば…と耐え抜いた。
そして、30日後。男が連れていかれたのは地下室で、そこには電気椅子があった。
怖いオチ!トラウマポイント
「懲役30日」は、世にも奇妙な物語の怖さ×奇妙な世界観が絶妙に混ざり合った、歴代の作品の中でも特に名作だと思っています。
遠い未来に現実でこんな刑が存在するかもしれない、と思わせるような妙なリアルさを感じさせる、それが懲役30日という刑です。
主人公は、甘く見ていた懲役30日という刑の本当の恐ろしさを身をもって知ることとなります。
懲役30日という刑の怖さはトラウマ級です・・・本当にえげつない。
懲役30日のオチ、ネタバレですが、薬の投与により30日の刑は実際には5分しかたっていないというものです。
つまり体感で30日、しかし現実は5分しかたっていません。
この懲役30日の刑は体感で720年の服役ということになります・・・かなりえげつない刑です。
若かりし日の松重さんも出演してる!
懲役30日という刑を受けた、主人公の変わり果てた姿はこの刑の厳しさを物語っています。
主演の三上博史さんの演技が本当に素晴らしく、「懲役30日」は今でも「世にも奇妙な物語」のファンにとって神回として語られる名作となっていますね!
第1位 雪山
世にも奇妙な物語、怖い名作ランキング第1位は「雪山」
- 俳優 矢田亜希子
- 2003年 世にも奇妙な物語映画
雪山のあらすじ
ある日、飛行機が墜落し、雪山に不時着する。生き残ったのは、木原美佐(矢田亜希子)を含めて、わずかに5人だけ。
しかし、このままだと救助隊が来る前に全員が凍死してしまうのは間違いない。5人は近くの山小屋へと向かうが、途中、足に怪我をした美佐の親友・麻里(中村真美)が雪に埋もれて歩けなくなる。
ひとまず麻里を残したまま4人は山小屋へ行き、美佐と結城拓郎(鈴木一真)がスコップを手にして麻里を助けに向かう。ところが、雪を掘っている時、スコップが麻里の首に刺さり、あろうことか麻里を殺してしまう。怖くなった美佐と結城は小屋に駆け戻り…。
怖いオチ!トラウマポイント
これまでに「世にも奇妙な物語」の作品は多数放送されてきましたが、「雪山」は「世にも奇妙な物語」史上、最も難解で怖い作品だと言われています。
「世にも奇妙な物語」はテレビドラマとして知られていますが、「雪山」は映画版の「世にも奇妙な物語」の一番最初の話となります。
映画版というだけあって、スケールも大きく、「雪山」は視聴開始5秒で既に怖いです。
お金をかけて製作されてそう
「雪山」についてはさまざまな考察がなされ、解説記事も多く書かれていますが、見解は分かれることが多いです。
この話は、ミステリー(殺人事件)なのか、ホラー(幽霊)なのか??
幻覚なのか現実なのかを考察しながら見ると、すごく面白いです。
30分間の話ですが、すごく色んな角度から考察できる内容になっているところが「雪山」の良さだと思います。
個人的には親友をスコップで助けようとするシーンが怖くてトラウマになりました。
このシーンは怖いだけでなく、多くの謎を含んでいます。
- なぜ親友は首にスコップが刺さってしまったのだろうか?
- 親友の身体の向き、ポジションはどうだったか?
- 身体の向きが変わったのなら、それはなぜなのか?
雪山の最後の後味の悪さも、世にも奇妙な物語ならではというか、違和感を残す余韻がすごく良い。
世にも奇妙な物語史上最も難解で、名作と言われる雪山。
まだ見たことのない人には、ぜひ見て欲しいなと思います!
そして自分なりの考察をしみて欲しい。
最後に
世にも奇妙な物語の個人的な怖い名作ランキングいかがでしょうか?
どの作品も俳優の演技が素晴らしい!
「世にも奇妙な物語」の魅力は、怖さと奇妙な世界観というのが個人的には重要な部分だと思っています。
今回紹介した作品はどれも面白く、おすすめなので、最近の「世にも奇妙な物語」が物足りないと思っている人は、ぜひ見てみて欲しいと思います!