昭和の懐かしいアニメ『妖怪人間ベム』は、リメイクや実写ドラマ化もされ、50年以上経った今も根強い人気を誇るアニメです。
昭和のアニメでありながら、平成、そして令和の時代にも愛され続ける数少ない作品の一つと言えるでしょう。

はやく人間になりたい!
妖怪人間ベムといえば、やはりこのフレーズが思い浮かびますね!
しかし、昭和のアニメということもあり、現代の放送コードに抵触する可能性のある放送禁止用語が含まれることがあります。
現在では放送禁止用語に引っかかるアニメは非常に珍しく、逆に新鮮で面白いと感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、『妖怪人間ベム』の放送禁止回や最終回、そして私が個人的に怖いと感じたお気に入りのエピソードをランキング形式で紹介したいと思います。



妖怪人間ベム怖いけど面白いよね!
妖怪人間ベムは放送禁止回は何話?放送禁止用語は多い?
1968年版のアニメ『妖怪人間ベム』には、放送禁止回があると言われています。
『妖怪人間ベム』の放送禁止回について調べたところ、「放送禁止」というよりは、都合により放送しにくい状況となり、結果として放送されなかったというのがより正確かもしれません。
明確な放送禁止というわけではないと考えられます。
『妖怪人間ベム』で過去に再放送などで放送されなかったエピソードとして、以下のものが該当する可能性があります。
- 第4話 「せむし男の人魂」
- 第8話 「吸血鬼の寺」
- 第15話「狙われた目玉」



なぜ、妖怪人間ベムのこのエピソードは放送されなかったの?
放送禁止回と言われるエピソードには、現代の放送倫理に触れる可能性のある差別的なセリフや描写が含まれているからです。
例えば、第4話「せむし男の人魂」のタイトルは、現在では「人魂」と改められています。
また、現在『妖怪人間ベム』で放送禁止用語が出てくるシーンは、バラエティ番組でNGワードが出た時と同じように、「ピー」という音で編集されています。
ちなみに、『妖怪人間ベム』で放送禁止用語が含まれるエピソードは、上記の放送禁止回以外にも存在します。
- 第1話 「恐怖の貨物列車」
- 第2話「階段を這う手首」
- 第18話「狂った彫刻家」
特に第2話「階段を這う手首」はピー音が連発し、驚くほど多くの放送禁止用語が出てきます。
1968年のアニメと現在のテレビ表現は全く異なるため、時代の違いを強く感じさせられます。
妖怪人間ベムの最終回の内容は?
アニメ『妖怪人間ベム』の最終回は、第26話「亡者の洞穴」のエピソードです。
本来ならば、もっと長く続く予定だったようですが、打ち切りとなってしまったようです。
個人的には、『妖怪人間ベム』の最終回では、ベム、ベラ、ベロが人間になり、ハッピーエンドを迎えると思っていました。
しかしながら、この予想は外れました。
最終回では、敵キャラの姉妹を倒した後、火事に巻き込まれ、ベム、ベラ、ベロの帽子や靴を残して行方不明になるという結末でした。
どちらかと言えば、ハッピーエンドよりもバッドエンドに近い終わり方です。
個人的には、ベム、ベラ、ベロの3人が全員人間になることを望んでいました。



人間になるためにたくさんの人たちを助けたのに・・・。
妖怪人間ベム、ベラ、ベロが行方不明という最終回の結末に、放送当時どのようなリアクションがあったのか気になるところです。
妖怪人間ベム 怖い回ランキング5選!


第5位 狙われた目玉
妖怪人間ベムの怖い回ランキング第5位は、「狙われた目玉」です。
「狙われた目玉」は、『妖怪人間ベム』第15話のエピソードとなります。
墓の下に住む恐ろしい妖婆には、目玉のない孫がいた。毎晩、孫のために目玉を求めて町をさまよう妖婆は、サファイアのような美しい目を持つ少年に狙いをつけるが…。
妖婆が生んだ念の化身である孫が登場します。
その孫のために妖婆は目玉を探して街を徘徊し、人々を攫っていく様子が恐ろしいエピソードです。
ベラの「モグラババア」というセリフは、あまりにも痛快すぎます(笑)



このエピソードでも放送禁止のピーが流れるよ
第4位 死びとの町
妖怪人間ベムの怖い回ランキング第4位は、「死びとの町」です。
「死びとの町」は、『妖怪人間ベム』第3話のエピソードとなります。
1人の女が行き倒れとなって死んでしまった。彼女は自分を冷たくあしらった町の女たちに憑りつき、背筋も凍る恐ろしい宴会を始めようとしていて…。
「死びとの町」のエピソードは、大人が見るか子供が見るかで怖さの意味合いが変わってくる話だと思います。
大人になってからこのエピソードを見ると、本当に悪いのは行き倒れた女なのか、それとも町の女たちなのかと考えさせられます。



町の女性たちが手を差し伸べていればね
第3位 鉄塔の鬼火
妖怪人間ベムの怖い回ランキング第3位は、「鉄塔の鬼火」です。
「鉄塔の鬼火」は、『妖怪人間ベム』第20話のエピソードとなります。
近代ビルの建ち並ぶ街に、世界に誇る素晴らしいタワーが出現した。しかし、そのタワーの設計者が謎の死をとげたことを発端に、次々と恐ろしい事件が起こり始めて…。
「鉄塔の鬼火」は、高度経済成長期の日本、そして現代の日本にも通じるテーマかもしれません。
お墓にタワーを建てたことで、建設に関わった人々が亡霊によって呪い殺されていくという物語です。



やっぱり、お墓に無理やりタワーを建てるのはダメ
第2位 亡者の洞穴
妖怪人間ベムの怖い回ランキング第2位は、「亡者の洞穴」です。
「亡者の洞穴」は、『妖怪人間ベム』第26話のエピソードとなります。
町の外れに、人間の魂を抜き取り、それを食べて長生きをしている妖怪の姉妹が住んでいた。ベムたちはその館に乗り込むが、ベロだけが見つかって魂を抜かれてしまう。しかし、ベムとベラはその館で自分たちが人間になれる方法を知り…。
「亡者の洞穴」は『妖怪人間ベム』の最終話であり、それだけに敵キャラも非常に強力です。
ベロは魂を抜かれてしまい、亡者の洞穴の敵キャラが姉妹で2体いるという点も、苦戦の要因でした。
人間が多数、この姉妹たちの被害に遭っているのも恐ろしいです。
妖怪人間が人間になれる方法を見つけたものの、ベムたちの判断によって、その道は選ばれませんでした。



やっぱり、べムは良い人でした
第1位 悪魔のローソク
妖怪人間ベムの怖い回ランキング第1位は、「悪魔のローソク」です。
「悪魔のローソク」は、『妖怪人間ベム』第6話のエピソードとなります。
あるはずのない12階建てビルの13階で毎夜繰り広げられる魔女たちの宴。その宴に生贄として集められた人間を助けるため、自分の命も省みずにベムたちは救出に向かうが…。
サタンを信仰する魔女と信者たちの怪しげな集い。
しかし、信者たちは自らの望みが叶えられる代償について、深く考えていませんでした。
その結果、恐ろしい事態に陥ります。
「サタン様に肝を捧げろ」というパワーワードが忘れられません。
そして、サタンを信仰する魔女もかなりの強敵でした。



肝はさすがにあげられないって・・・汗
妖怪人間ベム配信は無料で見られる?


『妖怪人間ベム』は1968年に放送されたアニメですが、現在でも動画配信サービスで視聴可能です。
- dアニメストアfor Amazonプライム
- dアニメストア
- バンダイチャンネル
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その他、dアニメストアやバンダイチャンネルでも、無料体験を利用して『妖怪人間ベム』を視聴できます。



アニメが特に好きな人はdアニメストアがいいかも
『妖怪人間ベム』は配信サービスだけでなく、ブルーレイリマスター版も発売されているため、手元に置いておきたい方にはこちらが良いでしょう。



妖怪人間ベムは実写も話題になったよね!
『妖怪人間ベム』は実写ドラマ化もされており、映画も制作されています。
実写映画版はAmazonプライム・ビデオ(アマプラ)でもレビューが3.9と高評価で、特に杏さんが演じたベラは絶賛されています。
『妖怪人間ベム』に興味のある方は、実写版もまた違った魅力があるので、コアなファンの方にもぜひご覧いただきたいです。