ディズニーといえば可愛いプリンセスを思い浮かべる人も多いかも知れません。
ディズニー映画大好き!
子供から大人まで人気のディズニーですが、原作がわりとガチめに怖かったりします。
ディズニーに怖いイメージってあんまりないよね
グリム童話やアンデルセン童話などは有名なので、1度は聞いた事があると思います。
ディズニー映画作品もグリム童話やアンデルセン童話などが原作だったりするのですが、まぁ怖いです⋯人間って怖いってなります。
原作の童話をやんわりさせて、メルヘンにして素敵な作品にしているのがディズニー作品なんですよね。
今回は原作童話が怖いと思うディズニープリンセスの作品をランキング形式にして紹介していきます。
ディズニーと原作童話との違いに注目だよ
原作が怖いディズニープリンセス
第5位 リトルマーメイド
原作が怖いディズニープリンセス作品ランキング第5位は「リトルマーメイド」
ディズニーの「リトルマーメイド」は1991年に日本で公開されました。
なみにアメリカでは1989年に公開されたんだ
ディズニー「リトルマーメイド」と原作の違い
- 王子は修道院から出てきた女性に恋する
原作では人魚姫は王様を助けるも、その後に浜辺で王様を介抱するのは修道院から出てきた女性で王様はその女性に恋をします
ディズニーのリトルマーメイドでは修道院の女性は出てこないです
- 人魚姫は人間になれる薬を貰うも、原作はより条件が厳しい
- 美しい声と引き換えに足を与える
- 王子から愛されなければ、人魚姫は海の泡となって消えてしまう
- それに加え人間の足で歩けば、ナイフで刺されたような激痛を感じると忠告される
ディズニーのリトルマーメイドでは声が出せないだけなのに、原作は足を与えられても歩くと激痛が走るというハードモードな設定です。
- 王子は修道院の女性が好きで人魚姫を裏切る
王子は修道院の女性を諦めて人魚姫と結婚する決意をします。
しかしとある日、王子に隣国から縁談の話がきます。
結婚する気はないけど、人魚姫と共に縁談相手に会いに行くとその女性はまさかの修道院の女性でした。
王子は人魚姫と結婚すると決めていたけど、すぐに一目ぼれしていた修道院の女性と結婚することを決め、人魚姫を裏切ります。
王子の乗り換えの早さよ(怒)
- 人魚姫は泡となって消える
人魚姫はこのままでは泡となって消えると嘆き泣いているところ、姉の人魚たちがナイフをもって人魚姫の前にやってくる。
王子を刺すと人魚に戻れると・・・。
人魚姫は1度はナイフを持って寝ている王子の元へ行くが、人魚姫はナイフを海へ捨てて人魚姫は海の泡となって消えてしまいます。
その後、人魚姫は風の精霊に生まれ変わるという救済ストーリーが展開されます。
原作「人魚姫」の怖いと思ったポイント
ディズニーの「リトルマーメイド」はとにかく王子がいい人でまさにヒーロー
アースラにも果敢に挑んでいくし、本当に出てくるキャラクターで悪いキャラはアースラ軍団だけ。
原作の怖いポイントは王子が人魚姫を期待させてサクッと裏切るところ。
人間の弱さがリアルだよね
本能には勝てないんですよね、一目惚れってすごい強いんですよ、本能で好きになってるから。
人魚姫は人間のダメなところがリアルに出ているのが怖いと思います。
王子のことちょっと嫌いになっちゃった
第4位 塔の上のラプンツェル
原作が怖いディズニープリンセス作品ランキング第4位は「塔の上のラプンツェル」
ディズニーの「塔の上のラプンツェル」は2011年に日本で公開されました。
ディズニーの長編アニメーションの50作品目で、ディズニープリンセスの作品ではじめて3Dで描かれた作品。
ラプンツェルは喜怒哀楽が激しめな可愛いプリンセスだよね
ディズニー「塔の上のラプンツェル」の原作の違い
- 原作はラプンツェルはプリンセスではない
ディズニーの「塔の上のラプンツェル」はプリンセスですが、原作は農家の夫婦の間に生まれた子供です。
農家の夫婦は隣に住む魔法使いのラプンツェル(パセリ)を盗み食いをして、魔法使いにバレてしまいます。
ラプンツェルってパセリなんだ!
そう、だからパセリ姫って呼ばれたりもするんだよね
魔法使いに「ラプンツェル(パセリ)が食べたければ、女の子が産まれた場合は子供を差し出せ」といわれ農家夫婦は承諾してしまいます。
パセリの欲求がすさまじい
農家の夫婦は女の子を産み、約束通りに魔法使いが子供を森の塔へ連れ去ってしまいます
- ラプンツェルは塔で王子と逢瀬を重ねる
入口のない塔に住んでいたラプンツェルを王子がたまたま通りかかりに発見し、ラプンツェルに接近します。
そこから王子とラプンツェルの逢瀬を重ねることに。
昼は魔法使いがいるから、夜に王子がこっそりやって来てやることやって帰っていく(笑)
すごい雲行き怪しい展開になってきた
- ラプンツェルは妊娠が発覚し魔法使いに捨てられる
ある日、ラプンツェルが魔法使いに「最近、洋服がキツいの⋯」と言って妊娠が発覚。
これには魔法使いが激怒して、ラプンツェルの長い髪をバッサリと切りラプンツェルを森へ追放してしまいます。
ディズニー「塔の上のラプンツェル」では頑なにラプンツェルを死守していたのに、原作では魔法使いはラプンツェルを捨てます!
魔法使いは激おこで勘当です
- 王子は失明してしまう
ラプンツェルが森に捨てたれた事を知らずにいつものように塔にやってきた王子。
魔法使いはラプンツェルはもういないと話し、絶望した王子は塔から身を投げてしまい茨が両目に刺さって失明してしまいます。
塔からダイブしてしまう王子やば!
- 王子とラプンツェルが再会
王子は失明して7年森を徘徊します。
王子は偶然にも、双子の子供の親になっているラプンツェルと森の中で遭遇して泣いて喜びます。
ラプンツェルの涙が王子の目にあたり、王子の視力が回復して幸せに暮すのであった。
ラプンツェルの涙 ・・・これはディズニーでも出てくるね
原作「ラプンツェル」の怖いと思ったポイント
ディズニーの「塔の上のラプンツェル」と原作の「ラプンツェル」、全然違う話でビックリですよね。
そもそもラプンツェルはプリンセスですらない
原作ラプンツェルの怖いポイントは、まず両親がすごい嫌な奴だということ。
ラプンツェル(パセリ)が食べたいから、子供が生まれたら魔法使いに差し出すというのは酷いとしか言いようがない。
対照的に魔法使いは塔に閉じ込めてはいるものの、すごく大切に育てているんですよね。
これが急にラプンツェルが妊娠しちゃって、激怒して捨てちゃうんですけども⋯。
そして王子が塔からダイブして失明しちゃうというのもエグくて怖い。
いや、どんだけ焦ったんだよ(笑)
この原作「ラプンツェル」を知ってからディズニーの塔の上のラプンツェルをみるとなんだか複雑な心境になります。
ラプンツェルはその後の話はある?
あった!
\映画の後日談『ラプンツェル 新しい冒険』/
王宮でユージーンと暮らしはじめた物語だよ
第3位 眠れる森の美女
原作が怖いディズニープリンセス作品ランキング第3位は「眠れる森の美女」
ディズニーの「眠れる森の美女」は1960年に日本で公開されました。
「眠れる森の美女」はラプンツェルと比べると、わりと原作に忠実に作られている印象ですが、その後の展開がかなり衝撃的です。
ディズニー「眠れる森の美女」と原作の違い
- オーロラ姫はこんこんと眠り続けた
祝宴に呼ばれなかった魔法使い(マレフィセント)がオーロラ姫に「糸車に指を刺して死ぬと」魔法をかけられます。
そしてまだ贈り物を贈っていない魔法使いから、魔法は取り消せないからせめて「100年眠って目を覚ます」と魔法をかけてもらいます。
原作では本当にオーロラ姫は長い年月をコンコンと眠る事になります。
ディズニーの「眠れる森の美女」では森で出会った王子が、助けに来るので長い年月は眠ってないです。
- 呪いが解けたその後、オーロラ姫は子供を授かる
王子のキスで目を覚まして幸せに暮すというのが、ディズニー版の「眠れる森の美女」
しかしペロー版ではこの続きが展開されます。
オーロラ姫は王子との間に子供を授かります。
しかし王子は子供の存在を隠し続けました・・・。
- 王子の母親は人喰いだった
王子はオーロラ姫との間に子供を授かるも、その存在を隠し続けていました。
その理由は王子の母親は人喰いだったから。
王子の子供の存在が女王にバレてしまい、女王は子供を食べようとします。
料理人が子供を匿ってくれ、子供の命は助かるも王子に悪行がバレてしまい女王は自らの命を絶つこととなります。
料理人がいい人で良かった
原作「眠れる森の美女」の怖いと思ったポイント
ディズニーの「眠れる森の美女」とペロー版の違いはやはり物語の終盤です。
原作の王子の母親である女王が人喰いであるという設定は、流石にディズニーでは使われてないですね。
いや、怖すぎて使えないって!
そして原作では王子は眠っているプリンセスを犯してしまうという描写もあったりします。
つまりこの王子もかなりやばい王子といえる!
寝込みを襲う王子に人喰いの女王⋯原作の眠れる森の美女は気持ち悪くて怖いですね!
第2位 シンデレラ
原作が怖いディズニープリンセス作品ランキング第2位は「シンデレラ」
ディズニー「シンデレラ」は1952年に日本で公開されました。
シンデレラといえぱディズニープリンセスの中でも王道、シンデレラ城はディズニーランドでもシンボル的存在ですよね!
しかしシンデレラの原作もめちゃくちゃ怖い話となっています。
ディズニー「シンデレラ」と原作の違い
- 可愛いネズミも出てこないし、魔法使いも出てこない
ディズニーの「シンデレラ」では、可愛いネズミやその他の動物たちがシンデレラのために奮闘しますが、原作では出てきません。
そしてシンデレラを救ってくれる魔法使いのおばあさんも出てこないです。
その代わりに原作のシンデレラではハトがシンデレラのピンチを助けてくれます。
- ガラスの靴ではなく、銀の靴と金の靴
シンデレラといえばガラスの靴ですが、原作にはガラスの靴は出てきません。
原作では銀の靴と金の靴がでてきます。
ちなみに舞踏会は1日だけではなく、原作では3日も開催されます。
1日目は銀の靴、2日目は金の靴。
シンデレラは3日とも舞踏会に参加します。
めちゃくちゃ舞踏会に参戦するシンデレラ(笑)
- 靴が脱げたのは王子の罠
シンデレラは急いで帰った際に、ガラスの靴を落として帰ってきます。
しかし原作では王子がシンデレラに帰って欲しくないがために、トリモチ(粘着物質)を仕掛けて靴が脱げてしまうんです。
王子キモすぎ(笑)
ロマンチックな靴脱げも、原作では王子の罠でロマンチックなんかじゃない。
- 靴の持ち主探しは血みどろ展開
ディズニーのシンデレラ同様に、原作でも靴の持ち主を国中探し回ります。
そしてシンデレラ宅にも、城の人たちがやってきます。
姉2人は足が大きかったのですが、衝撃的な方法で靴を履きます。
原作のシンデレラでは、継母が姉2人にこんなアドバイスをおくります。
「お妃様になれば歩くことも少ないだろうからと⋯」
姉2人は靴が小さいがために、踵を切ったり、指先を切ったりして無理やり靴をはめ込みます。
王子は騙されそうになりますが、ハトの助言によりパンストに血が付いてることに気づいて姉二人は持ち主ではないと気づきます。
そして最後にシンデレラが靴を履いて、無事にシンデレラは王子に見つけてもらうことができます。
- 姉2人にハトによる報復
結婚することになったシンデレラと王子。
結婚式には姉2人と継母も招待されました。
結婚式に参加した姉2人はハトに両目を攻撃され失明してしまいます。
そしてショックを受けた継母も自らの命を絶つのでした。
怖いシンデレラの本はたくさん種類があって、なかなか面白いですよ!
原作「シンデレラ」の怖いと思ったポイント
シンデレラと継母と姉2人は相変わらずの関係なのですが、シンデレラは報復を受けた3人に冷徹な笑みを浮かべて終わります。
原作のシンデレラは想像も出来ない怖いシンデレラ。
そして靴を履くのに手段を選ばない姉2人も怖い。
自分の足を切ってでも、履こうとする執念⋯狂ってて怖すぎる。
そしてそれを助言するのが、実の母親というのがエグいです。
シンデレラのもう1つ怖いポイントは、舞踏会でトリモチを仕掛ける王子!
いや!こんな王子キモすぎる!
第1位 白雪姫
原作が怖いディズニープリンセス作品ランキング第1位は「白雪姫」
ディズニーの「白雪姫」は1950年に日本で公開されました。
ディズニーの長編映画第1作目は「白雪姫」で、ここからディズニー映画がはじまったといえる作品。
白雪姫は膨大な時間とお金を使って制作されたんだよ
個人的には白雪姫はグリム童話の中でも、人間の欲望の怖さをリアルに感じる作品だなと思いました。
ディズニー「白雪姫」と原作の違い
- 白雪姫の肺と肝臓を持ち帰れ
真実を話す鏡に国中で1番美しいのは白雪姫だと言われ、嫉妬に狂う継母。
継母は猟師に白雪姫の肺と肝臓を持ち帰れと命令します。
ディズニーの「白雪姫」では心臓を持ち帰れと言われるが、原作では肺と肝臓。
猟師の温情により助けられた白雪姫、猟師は代わりに小熊の肺と肝臓を持って帰った。
持ち帰った肺と肝臓は継母が食べちゃうんですよね⋯怖
こちらの継母もやばい人なのね
- 7人の小人ではなく7人の炭鉱で働く男に出会う
猟師に命を救われるも、森へ逃げて戻るなと言われる白雪姫。
森の奥に家を見つけると、そこには7人の炭鉱で働く男達が住んでいました。
残念ながらディズニーのように可愛い小人たちではないです。
- 白雪姫が男たちに匿ってもらう代償
白雪姫は炭鉱で働く男たちに匿われました。
しかしその代わりに白雪姫は家事と夜の相手をさせられることになります。
この時、白雪姫は10代半ばであまりにもキツい現実。
- 白雪姫は生きてるとバレて3度も継母がやってくる
真実の鏡により白雪姫が生存している事がバレてしまいます。
ディズニーでは毒林檎で白雪姫の息の根が止まってしまいますが、原作では継母が3度も白雪姫の命を狙って白雪姫の住む家にやってくる。
3回も突撃してくるなんて怖
継母の執念はすさまじい⋯3度目はディズニーと同様に毒林檎を持ってきます。
- 通りすがりの王子が白雪姫の亡骸をお持ち帰り
毒林檎を食べて死んでしまった白雪姫は、ガラスの棺に入れられ森の中に安置されました。
原作ではそこに王子が通りかかって白雪姫の美しさに魅了され、亡骸にもかかわらず城へお持ち帰りすることに。
棺を城に運んでる道中、振動で白雪姫は毒林檎を吐き出して息を吹き返します。
そして王子と結婚することに。
- アツアツの靴を継母に履かせ死ぬまでダンスさせる
王子と白雪姫の結婚式の招待状は継母の元へも届きます。
継母は白雪姫が死んでいたと思っていたのに、結婚式に出るとその相手が白雪姫だと知り驚愕する。
白雪姫は結婚式の余興として、鉄の靴をアツアツに熱して継母に履かせてダンスを踊らせるのでした。
継母は息が耐えるまでダンスを踊り続けることとなった。
白雪姫はやられたらやり返すプリンセス
原作「白雪姫」の怖いと思ったポイント
白雪姫の人生は継母の嫉妬により狂ってしまいます。
昔から誰よりも美しくなりたいという欲求と嫉妬心が、白雪姫に全力で向かってしまうのが可哀想で仕方がないですね。
そして7人の炭鉱の男。
白雪姫を匿ってくれるのは有難いですが、その代償が家事と夜の相手。
確かに10代の絶世の美女と炭鉱で働く男の家に住むとなると、何も無いわけがないですよね⋯。
そして白雪姫は王子と結婚することとなりますが継母への報復、灼熱の鉄の靴で報復の余興ダンス。
白雪姫が継母への恨みがどれだけだったかというのが、このダンスで分かりますね。
原作が怖いディズニープリンセス作品まとめ
原作が怖いディズニーのプリンセス作品ランキングいかがでしたでしょうか?
グリム童話・アンデルセン・ペロー童話など、子供に教訓として読み聞かせるにはなかなかのハードな内容です。
子供も闇が深すぎてドン引きだよ!
どのプリンセスもなかなか救いがなくて、人の欲望がいかに醜いかというのがどの作品を通しても分かります。
原作はめちゃくちゃ人の欲望で怖い作品となってますが、ディズニーはいい感じにメルヘン作品になっているのがすごいなと改めて思いました!
原作をしってからディズニー作品をみると少し見え方が変わって見えるかもしれないですね。